セックスの度に感じる引きつるような痛み。時には出血することもあったりして、正直気持ちいいどころじゃない!そんな性交痛の悩みは、実は幅広い世代に亘っています。
でも、なかなかパートナーに「NO」と言えない、断ったら嫌われるのでは?と心配で断れないという女性も少なくありません。
そこで、性交痛を和らげる方法として有効な、ゼリーの種類や使い方について解説します。

潤い不足による性交痛にはゼリーがおすすめ

女性の体は性的に興奮すると、男性器を受け入れやすくするために膣分泌液の量が増加します。いわゆる「濡れる」状態ですね。同時に膣口も緩んで自然に開いてくるのですが、実際にはそこまでスムーズにいかないことも多々あります。

濡れにくくなる最大の原因は加齢です。年齢とともに女性ホルモンの分泌量は徐々に低下し、閉経によって急激に減少します。その結果、性的に興奮していても膣分泌液が少なくなるため、性交時に濡れにくくなり、摩擦で痛みを感じやすくなるのです。また、ホルモンバランスは妊娠や出産、ストレスによっても乱れるため、若くても濡れにくくなることは珍しくありません。

こうした膣の潤い不足による性交痛は、ゼリーやローションなどの潤滑剤を使うことで改善できます。最近濡れにくくなったと感じたら、あらかじめ準備しておくとよいでしょう。

ゼリーの選び方

ゼリーには大きく分けて3種類があります。

ウォーターベース…女性の分泌液に近い粘度と、べたつかず洗い流す必要のない手軽さで人気です。乾きやすいというデメリットはありますが、初めて潤滑ゼリーを使う人や、安心して使えるものがいいという人におすすめです。

シリコンベース…使用後は洗い流さなくてはなりませんが、乾きにくく効果が持続するのがポイントです。

オイルベース…伸びがよいので、普段から肌が乾燥する人におすすめです。こちらも長時間使用可能なので、ウォーターベースでは乾いてしまう人は試してみてください。

この他、ムースタイプや膣内にあらかじめ挿入しておくタイプ、香りやほのかな温感を楽しめるもの、肌が乾燥しやすい人のために保湿成分が配合されているものなど、さまざまなタイプがあります。自分の好みだけでなく、肌質や分泌液の量も考えて選びましょう

ゼリーを使う時の注意点

ゼリーは清潔な手や指で女性器に塗るだけと、使用法は簡単。しかし、注意点はいくつかあります。正しく使って、セックスをより楽しみましょう!

ゼリーは早めに塗る

ゼリーはできればセックスの早い段階で塗るようにしてください。自分で塗ったり、パートナーの手を借りるのは抵抗があるという人は、アプリケーター式で事前に膣内に挿入しておくタイプもおすすめです。

途中で乾いてきた、潤いが足りないと思ったらゼリーを足したり、乾きにくいものを使うとよいでしょう。ゼリーは性交痛を和らげるためのものですから、量を惜しまないのもポイントです。

ゼリーに避妊効果はない

ゼリーはあくまで潤滑剤です。避妊効果はありません。妊娠を望まない場合は、必ずコンドームを併用するようにしましょう。

保管状態に気をつける

直射日光や高温になる場所を避けるのはもちろん、使用後はフタをきちんと閉めて保管しましょう。また、開封してから長期間たっているものは使わない方が無難です。

異常が表れたら使用を中止して医師に相談する

ゼリーを使用してかゆみやかぶれなどが表れたら、すぐに使用を中止して、十分に洗い流しましょう。その後、婦人科にかかることをおすすめします。

ゼリーを活用して性交痛を和らげよう

ゼリーはドラッグストアや通販で手軽に購入することができ、女性器に塗るだけと扱いも簡単なので、性交痛に悩んでいる人はまず試してみてください。自分に合うものが見つかれば、性交痛がぐんと和らぐはずです。

ただし、ゼリーを使っても性交痛がまったくよくならない場合は、疾患や炎症が原因になっている可能性があるので、専門医で相談してくださいね。